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オススメのシーリング剤メーカーと防水剤メーカー

建築物の耐久性を保ち、生活の快適性を維持するためには、屋根やバルコニーの防水が不可欠です。
その中でも特に「ウレタン防水」は住宅の防水に最適といわれています。ここでは、その頼れる防水材メーカー、2社をご紹介します。

AGCサラセーヌ
皆さんにとって「AGC」はおなじみの名前かもしれません。ガラス製造業者であるAGCが開発した建築防水ブランドが「AGCサラセーヌ」です。
このブランドは「防水材料・工法・施工技術の3つが一体となって初めて完成する」との考えに基づいています。その結果、伸縮性と耐久性を兼ね備えたウレタンゴムを用い、雨水や生活排水から確実に建築物を保護する防水材を開発しています。さらに、環境にやさしい安全で安心な工法を考案し、建物のデザイン性を向上させることにも努めています。これらの製品は屋上、ベランダ、バルコニー、廊下、階段、さらにはテニスコートやプールサイドなど多岐にわたって使用されています。

ダイフレックス
有機系から無機質系塗料まで幅広く開発しているのが「ダイフレックス」です。「省エネ」「環境改善」「維持・保全」「安全・快適」を建築物にプラスすることを目指し、施工性を高め、現場での品質を確保するために、工法や施工機械の開発にも積極的に取り組んでいます。同社の防水材は1液タイプで、主剤と硬化剤を混ぜる工程が不要なため、配合ミスを防ぎ、現場の状況や環境の影響を受けずに、常に一定の塗膜品質を確保することが可能です。

また、シーリング防水メーカーとしては、次の2社をご紹介します。

ハマタイト
横浜ゴムMBジャパン株式会社は、横浜タイヤの製造で知られていますが、同社は「ハマタイト」ブランドで建築用シーリング材や自動車用接着剤を開発しています。各材料には、早期硬化による工程の短縮、高い硬度、油や薬品に対する強さなど、それぞれ優れた特性があります。業界で問題となったシーリング材の軟化によるメーカーの撤退がある中、ハマタイトは優れた材料を開発するという目標を追求し続けています。

Penguin(ペンギン)
歯磨き粉や口洗浄剤、歯ブラシなどで知られるサンスターの子会社、サンスター技研によるブランドが「ペンギン」です。このブランドのシーリング材は、一度施工すれば20年相当の耐候性があり、表面への粉塵付着を抑制することで外観を保つ能力、そして豊富な色合いから選べる点が特徴です。これらの特性により、サイディングボードや外壁塗装に色を合わせることが可能です。

ペンギンブランドの製品は、六本木ヒルズやテレビ朝日新放送センター、虎ノ門ヒルズ、石川県庁、高知城歴史博物館など、様々な建物で採用されています。

防水やシーリング材料は普段の生活で目にすることは少ないかもしれませんが、今回ご紹介したような、皆さんがよく知る企業が背後に存在しています。
それぞれの特徴を理解し、関心を持つことで、建築物の耐久性や生活環境の保全について新たな視点を得られるかもしれません。