塗装やリフォームで失敗しないめに一番重要なのは「業者選び」です。
その業者を見極めるポイントを説明したいと思います。
チラシやインターネットなどで見つけた業者に連絡をすると、担当者がやってきます。
担当者の印象=会社の印象になります。
まずその時にその担当者を知り、
どんな会社なのか・どんな実績があるのか等を見極めることが大切です。
担当者や営業マンは、家の状況を見て適切なリフォームを提案する立場の人ですが、
都心や都市部では戸建て住宅が減る傾向にあり、リフォーム業者も必死で仕事を取りにくるので、
歩合性の営業マンの中には、必要のない工事や不適切な工事を提案してきたりする悪質な人もいます。
しかし、誠実でお客様の立場に立って営業してくれる人もいます。
人を見極めるのは人生経験がないと難しいことですが、
戸建ての家を建てて、リフォームが必要になる頃の人であれば十分にその人生経験を積んでいるかと思います。
そのうえで、その担当者(営業マン)見極める点をあげると、次の三つになります。
●見た目・・・
まずは第一印象です。きちんとした態度であるか、古くても清潔な服装や身なりかどうかなど、
「目は口ほどに物をいう」という言葉があるように、見た目の第一印象はとても大切です。
●話し方・・・
挨拶がきちんとしている。ハキハキとしている(モジモジとしているような人でも誠実な方はもちろんいます)、
曖昧な言葉を使わない、専門用語ばかりを使って喋るのではなく、分かりやすい言葉で丁寧にゆっくりと説明してくれる。
自分の希望にあったプランを提案してくれる。一方的に話すのではなく、こちらの要望をじっくりと聞いてくれるかどうかも重要です。
●雰囲気・・・
礼儀正しく、何でも気軽に相談できそうな話しやすさがある。仕事に関しての考え方が「お客様本位」の立場を持っているかどうか。
いろいろな会社を渡り歩くような営業マンの場合には、どこか面倒くさそうな頼りのない雰囲気をもっている人がいます。
押し売りと同じように自分のペースで話すだけ話して、お客様の話を全く聞いてくれないような人はもってのほかです。
ここでは会社の大小は関係ありません。人と人ですので、合う合わない、好き嫌いなどそれぞれで相性もある思います。
自社で施工まで行っている業者の場合には、この時の担当が変わらずに、工事終了までの長い付き合いになることもあるので、
見積もりの金額などだけで決めてしまうのではなく
「この人だったら信頼できそうだな」と思える良い担当者さんに仕事を依頼することがとても大切です。
話しだけではイマイチ不安…というのであれば、過去に施工したお家の写真や画像を見せてもらったり、
近隣であれば施工したお宅を実際に見させてもらってもよいでしょう。
中古住宅をリノベーション(修復)したり、リフォームしながら長持ちさせようと増えてきたことで、
そこにつけこんだ大規模なリフォーム被害も目立つようになってきました。
最近の悪質リフォームの被害は、被害の77%が訪問販売によるものだとされています。
同業者としては、とても残念なことですが、とくに塗装・リフォームの訪問販売による被害が多いとされています。
業者登録制度などもないことから、リフォーム業は参入しやすい業界ということもあり、
建築や塗装の技術がほとんどないにも関わらず、いかにもまともな工務店のフリをした悪徳業者が少なくないというのも事実です。
そうした業者は飛込み営業などの訪問販売で、「今すぐに直さなければ、家が壊れてしまいますよ」などと、
大げさに危機感をあおって、こちらがリフォームの内容を確認する余地を与えずに言葉巧みに半ば押し売りのように強引に受注して、
手付金をその場で支払わせ、さらに請負金額を早期に回収しようとする傾向があります。
不信感がありながらも、押しに負けてしまってなかなか断れないまま契約をしてしまうこともあります。
どんな訪問販売でも決してその場で即決してしまうことはやめましょう。
「この場で契約すると大幅に割引します」などと契約を急がせる業者は要注意です。
一度業者の方には引き取ってもらい、家族や知人などに必ず相談してから決めるようにしましょう。