【雨漏りも対処が遅れれば遅れただけ進行し、家の致命傷になるくらいに危険な状態に?!】
こんにちは。
梅雨入りこそまだですが、雨の日が増えてきましたね。新入社員熊崎は少し体調を崩して、お休みをいただいていました。
季節の変わり目、不具合が多く出てくるのは人間だけでなく、家も同じです。
今回のテーマは、雨の日が多いと目立つ家の不具合【雨漏り】についてです。
雨漏りを発見しても、晴れた日が続くとついつい≪今すぐ直さなくても≫≪梅雨までになんとかすれば≫と、考えがち・・・
(熊崎はつい後回しにしてしまうタイプです^^;)
風邪もひき始めが肝心なように、雨漏りも対処が遅れれば遅れただけ進行し、家の致命傷になるくらいに危険な状態になってしまうのです!
雨漏りの放置が家にとって良くないことはもちろんですが、そもそも雨漏りを見つけられないこともあります。
【雨漏りをそのままにしておくと家にどんな影響が出るのか】【どんな症状が現れた際に工事依頼をしたら良いのか】
も合わせて書いていきたいと思います!
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【雨漏りをそのままにしておくと家にどんな影響が出るのか】
雨漏りは放置していると、症状がどんどん悪化していきます。その被害は大きく一次と二次に分けられます。
【一次被害】
雨水が屋根や外壁から侵入し、建材を伝って室内に。建材の劣化も少しずつ起きるので、雨漏りの発生には気づけないこともある。
【二次被害】
①木材部分が腐っていく
②金属部分が錆びて、もろくなる
③湿気によってカビやシロアリが発生する
④漏電による火災が発生する
2次被害ともなると、外壁のひび割れが広がったり、室内では壁紙や天井にシミができたりと、目に見える変化が出ます。
こういった変化が表れている際は、①家の壁や天井の内側では木材部分が腐食し、②金属部分は錆びてもろくなっていることが考えられます。
ここまでなってしまえば、家の耐久性が下がり、残念ながら〘安全に住める家〙とは言い難くなってしまいます。
雨漏りによって家の内部(見えない部分)はジメジメした環境になるため、③シロアリの住処になりやすく、
住み着いてしまえば、建材へのダメージは避けられず、知らぬ間に劣化が進みます。
さらに室内では、カビやダニが繁殖しやすくなり、くしゃみや鼻水が増える、アレルギーが起きるといった健康被害がでることもあります。
漏電が火災を起こすこともあります。
壁の内側には電気配線がたくさん通っていて、電気が漏れないように「絶縁体」で処理がされていますが、
水分が絶縁素材の隙間や劣化した箇所から入り込むと④漏電が起こることがあります。
漏電が起これば、電気配線の金属の建材は電気によって発熱、近くのホコリなどで発火すると、火災が起きてしまうのです。
雨漏りによる漏電は壁の内側で進むため、気づいた時には火災……なんていう怖いことが起こりかねないのです。
【どんな症状が現れた際に工事依頼をしたら良いのか】
様々なトラブルを起こしてしまう【雨漏り】。
新築後、3年以内で雨漏りの症状が出たら、家の設計・施工に問題がある可能性が考えられますが、新築から10年程度経っていれば、
屋根や外壁の経年劣化が原因になっていることがあります。築年数に関係なく、自然災害後に雨漏りが起きることも珍しくありません。
「雨漏り=屋根」というイメージがありますが、外壁やベランダなど、実はいろいろな場所で起き、その原因も様々あります。
・屋根・・・・屋根材の劣化やひび割れ、ズレ、浮きなど
・外壁・・・・ひび割れ、コーキングの劣化
・ベランダ・・防水層の劣化、排水口の劣化
原因が様々なので、その症状の現れ方もまた一つに限定はできません。
天井からポタポタと水が落ちてくるなんて、ものすごくわかりやすいならば良いですが、原因が雨漏りとは思わなかったが、実は雨漏りだった・・・
なんてことも少なくないそうです。
(塗装の依頼をいただいて見積もり調査に行くと、お客様は気付いていない雨漏りしている個所を発見することも多々あります。)
次のような症状が現れたら、迷わず工事を検討・依頼して下さい!
【天井】
◇天井板に雨じみができる
◇クロスが浮いたり、剥がれたりする
◇クロスに黒カビが生える
◇天井から水滴が落ちてくる
【壁】
◇クロスに雨じみができたり、剥がれたりする
◇クロス近くがカビ臭くなる
◇クロスに黒カビが生える
◇外壁にも雨ジミができる
◇窓サッシが雨水で濡れる
【ベランダ】
◇ 軒天から水が垂れる
◇ 1階の天井や壁に雨じみができる
その他にも、ふすまや障子が波打つ、床が膨れあがる……などにも雨漏りが関わっていることがよくありますので、
少しでも変化を感じれば、一度点検を依頼することをおススメします!
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いかがだったでしょう?
ひとことに【雨漏り】といっても、放置すれば家全体を危険にさらしてしまうことがお分かりいただけたかと思います。
家のみならず、健康被害まで・・・・いやぁ、怖いですね。
時々、「外壁塗装や屋根塗装で雨漏りが直ります」といった宣伝がありますが、残念ながら塗装で雨漏りの修理は出来ず、
雨漏りが起きたら、できるだけ早く、原因となっている場所の修理をする必要があります。
ただし、大きな劣化が起きる前に塗装などのメンテナンスを行うことで、建物内部への水の侵入を防ぐことはできます。
外壁や屋根の塗装メンテナンスを行うことで、雨漏りの原因を最小限に減らし、結果的に家の寿命を延ばすことにつながっていくのです。
次回、塗装や防水のメンテナンスの時期について触れていけたらな、と思っております!よろしくお願いいたします!
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