劣化箇所のチェックなど一通り終えて、いざ「塗り替えをしよう!」と決断したとき、
次に問題となってくるのが”どの業者に依頼するか”です。
新聞の折り込みチラシや、知人の紹介、パソコンやスマホが普及した現在では、
インターネットで塗装業者について検索する方も増えてきているかと思います。
ですが、あまりの情報量や広告の多さに、何を基準に決めたらよいのか迷ってしまい、よくわからなくなってしまうことも。
かといって、どこへ頼んでも同じだろうと、適当な業者へ依頼してしまうことだけは止めて下さい。
同業者としてはとても悲しいことですが、悪質な業者が少なからずいるのも現実です。
大切なマイホームの塗り替えです。
後悔しないためにも”優良な業者の見分け方”を学び、満足のいく施工をしてもらいましょう。
では、実際に塗り替えを検討したとき、どんな人や会社に相談したのか。
ある調査結果では、「友人や知人、親戚の口コミ」という回答が一番多く、およそ30%でした。
ついで、「ハウスメーカーへ問い合わせ」約27%、「ネット検索」14%となっています。
外壁塗装会社を探す時の代表的な3つの方法を見ていきましょう。
塗装をしてもらう業者がどんな塗装をしてくれるのかなど、実体験を聞くことができるので、安心できます。
知人や友人などへは、満足のいく施工をしてもらったからこそ、紹介できるものです。
また、何かあったときに、すぐに故障個所を点検したり修繕もしてくれる、なるべくなら地元の業者がいいということも言えるので、
信頼できる業者選びに「友人や知人、親戚の口コミ」が一位というのはうなずけます。
注意点!…
紹介されたけど、自分の希望が叶えられそうな業者でなかった場合、
紹介してくれた人との関係がギクシャクしてしまったり、モメ事が起きてしまうこともあるので、
紹介してもらう場合は、慎重に考えてからにしましょう。
また、紹介してもらった手前、他の業者への見積もりを頼みづらく、業者間での比較ができない場合もあります。
知人や友人が近くにいない場合には、新聞などのチラシや、インターネットの情報に頼る以外ないということなのかもしれません。
チラシや、インターネットで情報を収集して、どの業者が自分の目的を叶えられるか、
満足のいく塗装ができるか判断します。業者のホームページなどを見てみるのも良いと思います。
注意点!…
口コミ・外壁塗装業者ランキングなどをよく見かけますが、その判定基準が、希望する塗装に関係がないかもしれません。
口コミ・ランキングだけを鵜呑みにせず、確かな情報を集めましょう。
また、見積もりを依頼するとういう工程までの間に、自分自身で塗装業者の評価や実績を調べる必要があります。
さらに複数の業者へ依頼するとなれば、その分時間もかかってきます。
事前にサービス会社が選んでいる、もしくはそのサービスに加盟している塗装業者を紹介してもらうサービスです。
「キャッシュバック」があったり、「相談が無料」という特典があったりします。
複数の業者を一気に紹介してもらえるので、事前に情報収集になどに時間がいらず、早く業者を選ぶことができます。
注意点!…
一括見積もりサービスはたくさんあります。
たくさんの会社からどのサービスが自分の希望に合うのか検討する必要があります。
工事の発注をした約7割の人が、最初に問い合わせた業者に、発注をしてしまっているという結果があります。
これは、一度見てもらって見積もりなどを出してもらったりして断りずらい、
また、紹介してくれた友人や知人の手前その顔をつぶすようなことは出来ないとばかり、
初めに相談したした先にそのまま発注してしまうという傾向があるということです。
いまや、病院などでもセカンドオピニオンを求めることが権利とされている時代です。
業者選びに時間はかけたくないと思う方もいるかと思いますが、外壁塗装は金額も決して安くはないため、慎重にならないといけません。
時間に余裕をもって2~3社へ見積の依頼をお願いしてみることをおすすめします。
知人の紹介、地域の塗装業者、大手ハウスメーカーなど種類を変えて見積もりをお願いしてみてもいいかもしれません。
初めに依頼した会社にすぐに決めてしまうのではなく、複数の会社で見積もりをし、
じっくりと納得いくまで事前に検討することが、失敗しないための第一歩なのです。