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タイル外壁の魅力と防水対策

外壁タイルは、そのデザイン性と耐久性から多くの人々に魅力を感じられる外壁材となっています。
しかし、これらのタイルは、見た目の美しさや接続部分の目地を保護するために塗装が必要です。
そして、一般的に理解されている以上に、目地の保護と防水は異なるものです。

そのため、今回は外壁タイルと防水について詳しく説明します。

外壁タイルは、石や砂などの天然素材を高温で焼き固めた製品で、その無機質な性質により雨風や紫外線への耐性があります。
しかしながら、時間の経過や建物の振動によってタイルにひび割れが生じたり、外壁から浮き上がることがあります。
これにより、水分がタイル内部に侵入し、建物全体の劣化を早める可能性があります。

通常、外壁タイルにはクリア塗料が使用されます。これは、外壁のデザインを保持しながら保護できる無色透明の塗料です。
しかし、重要なことは、これが防水ではないという事実です。
一時的には水の侵入を防ぐことができますが、その効果は時間とともに減衰します。

外壁タイルの防水には特殊な塗料が必要です。
建物の劣化を引き起こす最大の要因は「水の侵入」であり、タイルのひび割れや目地の劣化はその原因となります。
こうした問題に対処するためには、タイル専用の防水材「セブンS」がおすすめです。

セブンSには以下の特徴があります。

  1. 高い防水性:ひび割れを埋めることができ、シリコンアクリル樹脂を主成分とする塗膜により弾力性のある防水層を形成します。
  2. デザイン性の維持:透明な塗膜により、タイルのデザインを損なわず、
    さらに「ツヤあり」「半ツヤ」「ツヤ消し」の仕上がりを選ぶことができます。
  3. 長期的な保護:塗膜はタイルに密着し、長期にわたり保護します。
  4. タイルの落下防止:厚みのある塗膜がタイルにしっかりと密着し、その浮きや落下を防ぎます。
  5. 高耐候性上塗り材との相性のよさ:高耐候性の上塗りと組み合わせることで、耐久性や耐汚染性を高めます。

セブンSは外壁タイルだけでなく、「打ちっぱなしのコンクリート」や「ガラスブロック」の防水にも利用できます。
ただし、その施工には適切な技術と経験が必要となり、不適切な施工業者による施工では塗膜の均一性や適切な厚さが確保できず
施工不良が発生する可能性があります。

したがって、タイル外壁の「目地の保護」や「コーティング」を行っているだけでは防水対策が十分であるとは言えません。

防水対策は必要な作業であり、それには専用の防水材、例えば「セブンS」のようなものが必要であると覚えておくとよいでしょう。